メンヒ登頂記

8月10日


   【 アレッジ氷河 】 

   【 メンヒ南東稜 】 
ユングフラウヨッホ駅から、アレッジ氷河目指して出口へ向う、トンネルを出ると一面 銀世界、かなり涼しい。ルートトレース上で、メンヒに登る準備をする、ヤッケ、スパッツ等 付け、南東稜の取り付きに向う。私と伊藤さんは明日もユウグフラウに登るので、パーティを 組みマウンテントリップ一行、最後のパーティとして取り付きザイルを組んだ。
 暫く岩稜を登ると雪稜となり、ここでアイゼンを付ける、この雪稜に来るまでに、ほとんど のパーティを追い抜き、トップに追い付く。トップの佐藤さんが遅れている間に、我々が先頭 になる。岩稜、雪稜が交互に現れミックス状態が暫く続く。最後にリッチ状の雪稜を登り切る と山頂に出た。

   【 メンヒ山頂 】 
 まだ午前11時30分だ、記念写真を撮る、廻りの山々は、前にユングフラウ、後ろにアイ ガーが並んでいる。眼下にはヨーロッパで一番長いアレッジ氷河が、右にカーブしながら長く 続いている。高曇りの雲がだんだんと降りてきて、天気は悪くなりそうだ。
 10分程休んで下山にかかる、暫くして皆とすれ違う登りに苦労している、もうすぐと声を かけ、急いで下山するが、途中で等々雪が降りだした。今ごろ皆上で吹雪かれている事だろう と思いながら、岩場を慎重に下降し、氷河の取り付きまで降りると、吹雪きに成っていた。  皆はここからユングフラウヨッホ駅に帰るが、我々パーティは明日ユングフラウにアタック するので、メンヒ小屋に向う。

   【 メンヒ山頂 】 

 【 メンヒ山頂からアイガーを望む 】    【 メンヒ山頂の展望 】